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2013年8月

好日居ノ茶教室だより-1308

残暑厳しい日々でしたが
八月の茶教室も無事終了。

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ちょうど旧暦中元節にもあたりましたので
室礼には蓮花の画を使いました。
(台湾のお茶人さんの置き土産)
kitさんで購入したハタノワタルさんの柿渋炭染めの和紙を
蓮池の泥にみたてて…

今月のお茶のテーマは
「自然生態茶」

無農薬
無肥料
のお茶を言うのだそうですが、
わざわざ「自然生態」という名のつくお茶、というよりは
もっと広い意味でその言葉をとらえてみたくて
あえて、それがテーマ。

台湾中央山脈、3000m級にあるという茶樹より
原住民の方々が手摘みした小さな筍の尖の様な芽茶。
なつかしい田舎の家を想わせる燻した香りが
そこはかとなくあり滋味あふれる味。

阿里山の自然生態茶(これは、その名がわざわざついていた。)は、
春摘みでありながら、苦味のまったくみえない、
ストレス無縁のやさしい甘さがいつまでも続く
とてもとても上品で美しい味ゆき。
茶葉も点心と共にいただきました。
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そして雲南省 森の古茶樹のプーアール茶を、
お話しを伺いながら茶商の方に入れていただいた会もありました。
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その茶樹は、言わずもがな、自然生態茶。
ある生徒さんは、古樹の深みとミネラルの森へ連れて行かれそうになり、
ひと口含んで、涙される方がいらっしゃったり、
そのお茶を静かに味わうとそんな味だ。

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また、チェコに住む友人が
7月、その花の咲く森のエルダ―フラワーを手摘みして乾燥させ、
丁寧に仕上げて大切に送ってくれた。
万能の薬箱、と言われるその小さな小さな花を
自然生態茶のひとつとして楽しみました。

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点心では、生のハチスから蓮の実を取り出して食べてみたり

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蓮の実ごはんの葉包み蒸し、

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デザートには、台湾で購入した「愛玉子」を、
(愛玉子の作り方には、驚いてしまう。
 愛玉子20gをガーゼ袋に入れ、
 水1Lの中でただ揉み続ける。だけ。
 10分程すると、あら不思議…
 突然、のこと!プルンッ!! と固まる。
 ペクチンが多いため、熱を加えずしてできるゼリーなのだ。
 食感は寒天とゼラチンの間、くらい。)
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台湾・蜜香紅茶のシロップ掛けでいただきました。
冷やしあめとも合いそうです。
(右下の小皿は、役目を終えた愛玉子)

自然のサプライズ!付きの自然生態茶時
佳いお茶が集まってくれたこと、
そして茶時を共有して下さった方々に
感謝!です。

無農薬、無肥料、
本来、あたりまえだったこと
こんなに美味しくて身体が求めていると思えるのに
考えさせられるのです。
手間とひきかえに何かを失ってしまっていること

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レースの花ひらく夜

毎年会いたくなる花がある。
咲くのは夜。
会いたいけれど
咲いている場所が
少しばかりおっかない。
でも会いたいし、
後悔したくないし、
…というわけで、
蝋燭の灯りを頼りに
行ってみました。

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(↑3つ咲いてます)
目を凝らして探しながら道を歩いていると
今年は奥地に行かずに出会えました。

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カラスウリの花 です。

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掌に収まるサイズ、
細い細い糸のレースが開いたような
夜にたたずむ美しく不思議な花。

熟したオレンジのあの実からすると
その繊細さは想像もできないけれど
暗闇にそっとこんな花が開いています。

虫による受粉を促すために
夜目立つ花の形になったのだとか
(人間には、気にしない限り、目立たない気がします)

移動のできない植物の知恵?
自然界のオモイツキ?はすごいもの。

さて、8月の茶教室では
自然生態茶を中心に
自然により近いお茶を楽しみます。
お楽しみに。
(22日は空席あります)

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夏の旅、画像日記。

なぜか、急遽仙台へ

「弾丸ツアー」
という名の旅のお誘いを受けた。

夜、京都を出て、
朝、仙台に着く、
4ヶ所(蓮沼、仙台メディアテーク、賣茶翁、ネジノワ工作所)へ行き
牛タンも食べずに
夕方、仙台を後に
深夜、関西に着く。
早朝、帰宅、そして開店。
久々の弾丸でした。

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そもそもこの「弾丸ツアー」の発端は
花仕事のダニエルオストによる伊豆沼の蓮
がTVで紹介されたそうだ。
それはそれは、舟でゆく夢の様な楽園、だったらしい。

ワクワクしながら、早朝着いた。
楽園の存在するはずのその沼に
蓮の花がまったく見当たらない。

伊豆沼の横の、内沼へも行ってみる。
しかし、その沼にも蓮は…
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ほぼない。

季節が終った?
いや、関西がまだ咲いているのに…
全員…ぼーぜん…
しかし、様子がどうもおかしい。
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先日の多雨で、蓮が水没してしまったと聞いた。
痛々しい姿だったのだ。

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沼をみる限り、美しく咲けば、楽園か極楽であろう!
ことは想像できる。
自然とは、いつも同じ事が無く、厳しいものだ。

もうひとつ、近くに沼があると聞き、
行ってみた。
長沼、こちらは大きな沼で尚且つダムまで整備されている。

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少し人工的な景色ではあるけれど、
そもそもの目的の蓮にはかろうじて出会えた。
来年は内沼で茶菓花器事?
なんて…楽園での妄想はさていかに。

そこから市内に行く。
仙台メディアテークの見学、
そしてそのほど近く、私の大好きな和菓子店へ立寄る。
お菓子は永く大好きだけれど、お店へは初めて伺いました。
「賣茶翁」 電話番号、なし。
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ひとが仙台に行くと聞けば、
「賣茶翁」のお菓子を注文する。
(私の失礼な癖である。)

ラストオーダーに間に合った「賣茶翁」の喫茶室。
かき氷「雪茶」は、抹茶の上にかき氷が掻かれた感じ。
超シンプル。

美味しい。

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そして、
開店したばかりの友達の店
「ネジノワ工作所」
(内部の写真がありませんが、とってもステキでした!
 友人がほぼ、ひとりで作り上げました。)
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至れり尽くせり、おもてなしを受け、

蓮を持つ人に見送られ、

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一路、関西へ…

途中、磐梯山を横目に、
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新潟のどこかで、花火を横目に、
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深夜に関西入り。
夢の様な弾丸ツアーだったけれど
ふいにやってきた夏の旅。 

いつか、
仙台でお茶会を

かな

かも

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送り火

昨晩の京都は
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五山 送り火

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ベランダに上って

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時を待つ

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2013年8月16日20時、
はじまりの「大」

だけど、斜めだから、ちょっぴり「K」
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天国のおじいちゃん
おばあちゃんのひさのちゃん
そして今年逝ってしまった愛犬monet

平安を祈ってお茶を淹れる。
ひと杯は、送るものへ
そしてひと杯は一緒にいただく。

そして京都に秋がおりて来る。

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