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好日居ノ茶教室だより-1308

残暑厳しい日々でしたが
八月の茶教室も無事終了。

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ちょうど旧暦中元節にもあたりましたので
室礼には蓮花の画を使いました。
(台湾のお茶人さんの置き土産)
kitさんで購入したハタノワタルさんの柿渋炭染めの和紙を
蓮池の泥にみたてて…

今月のお茶のテーマは
「自然生態茶」

無農薬
無肥料
のお茶を言うのだそうですが、
わざわざ「自然生態」という名のつくお茶、というよりは
もっと広い意味でその言葉をとらえてみたくて
あえて、それがテーマ。

台湾中央山脈、3000m級にあるという茶樹より
原住民の方々が手摘みした小さな筍の尖の様な芽茶。
なつかしい田舎の家を想わせる燻した香りが
そこはかとなくあり滋味あふれる味。

阿里山の自然生態茶(これは、その名がわざわざついていた。)は、
春摘みでありながら、苦味のまったくみえない、
ストレス無縁のやさしい甘さがいつまでも続く
とてもとても上品で美しい味ゆき。
茶葉も点心と共にいただきました。
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そして雲南省 森の古茶樹のプーアール茶を、
お話しを伺いながら茶商の方に入れていただいた会もありました。
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その茶樹は、言わずもがな、自然生態茶。
ある生徒さんは、古樹の深みとミネラルの森へ連れて行かれそうになり、
ひと口含んで、涙される方がいらっしゃったり、
そのお茶を静かに味わうとそんな味だ。

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また、チェコに住む友人が
7月、その花の咲く森のエルダ―フラワーを手摘みして乾燥させ、
丁寧に仕上げて大切に送ってくれた。
万能の薬箱、と言われるその小さな小さな花を
自然生態茶のひとつとして楽しみました。

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点心では、生のハチスから蓮の実を取り出して食べてみたり

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蓮の実ごはんの葉包み蒸し、

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デザートには、台湾で購入した「愛玉子」を、
(愛玉子の作り方には、驚いてしまう。
 愛玉子20gをガーゼ袋に入れ、
 水1Lの中でただ揉み続ける。だけ。
 10分程すると、あら不思議…
 突然、のこと!プルンッ!! と固まる。
 ペクチンが多いため、熱を加えずしてできるゼリーなのだ。
 食感は寒天とゼラチンの間、くらい。)
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台湾・蜜香紅茶のシロップ掛けでいただきました。
冷やしあめとも合いそうです。
(右下の小皿は、役目を終えた愛玉子)

自然のサプライズ!付きの自然生態茶時
佳いお茶が集まってくれたこと、
そして茶時を共有して下さった方々に
感謝!です。

無農薬、無肥料、
本来、あたりまえだったこと
こんなに美味しくて身体が求めていると思えるのに
考えさせられるのです。
手間とひきかえに何かを失ってしまっていること

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Tea salon 好日居」カテゴリの記事

コメント

技巧を尽くした美味しさもそれはそれで素晴らしいけれど
こうしたあるがままの美味しさこそ本当の贅沢ですね。
現代社会にあっては。

投稿: 瓦 | 2013年8月23日 (金) 21時36分

瓦さま

その様に作られたお茶は
どのお茶も
沁みいる美味しさでした。

投稿: 好日居 | 2013年8月23日 (金) 23時46分

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