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土祭へ 2012

先日、「土祭」(栃木県・益子町)へ行ってきました。
益子という土地へ行ったのもはじめて。

(もっとステキな出会いや素晴らしいところもたくさんあったのですが、
 写真がないので、ほんのほんの一部をpickupです)

「土祭」は2009年を第1回とする、お祭。
(今どきのは名が≪祭≫とつくだけで表面的なものばかり…と思っていたので…)
今どきのお祭りだし~
と、正直なところ、、、期待せず
しかしちょっぴりミーハー気分で
足を運んだのでした。
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ところが、どうでしょう…
DNAに刻み込まれている根っこの部分が目覚める様な、
大地や自然への感謝だったり、願いだったり、
元来の≪祭≫らしくもあり…
それでいて現代人の私達に必要な感覚でもある…
ただ一過性の表面的なモノでもなく…
今の生き方とこれからを想う大切な感じでもある。

益子はやきものを中心としたモノづくりの町で、
仕事と暮らし、生活が密接に重なりあってる。
益子町と益子に暮す人々、
「土祭」を通して
地に足のついた暮らしを垣間見た感じでもありました。

………

何百本作ったのだろう…?「土祭」のノロシ。
白生地に書かれた「土祭」の文字はすべてみな手書き。
(ネットで入稿、印刷など簡単に出来てしまう昨今、
 手書きの文字はとても新鮮にうつります。
 プラスティック竿じゃなくて、)
一本一本、竹竿にちゃんとハタメイテいる。

また、各所に点在する作品は
鎮守の森や日常の暮らし、
ふだんの仕事の中にも溶け込んでいました。

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実際江戸時代より続く、藍染工房の藍の甕。
その昔、三和土で作られ、大切にされてきたそうです。

灯りの作品が設えられている…中、
藍染め職人さんが、甕の前にしゃがみ、
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白いブラウスを(きっと普段通りに)染める作業をしています。
パフォーマンスなどではなく、
「土祭」中も、いつもの様にただ仕事していらっしゃるのです。

江戸より脈々と生き続ける建物、藍の発酵する匂い、
三和土の土と藍の色、煤の色、光と影、
なんとも力ある仕事場に作品がなじんでいるのでした。

………

鎮守の森の中、聖域である神社、朽ちかけた家屋、
または蔵、そして田んぼの中のステージ、
それぞれの場所に、
それぞれの想いを形にしています。
3.11、益子焼の窯もずいぶん倒壊し、
相当打撃を受けたと聞きます。
益子の再構築、そして、私達の今とこれから、
何かしら想いをぶつけられるような…
そんな展示が多かった気がします。

………

陶芸家・濱田庄司の開いた「益子参考館」では、
移築された立派な家屋に、
200年前の椅子が惜しげもなく
「上ん台茶房」喫茶席として用意されて居ました。

人が座るから(人の手が適度に触る事で)良いのだと、
濱田庄司の息子さんがおっしゃっていました。
(椿油でのお手入れも欠かせない様ですが)
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ぜいたくなお茶の時間が流れます。

………

土祭屋台ではご当地グルメを堪能。
「ビルマ汁」(なぜ、ビルマなのか…非常に謎です。)

「益子揚げ?」(なぜかライスコロッケです。)
「ゆで落花生」(その土地は落花生王国の様です)。
生ビールスペシャルは益子焼ビアグラスにて。
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(食べかけphotoですみません、、、)

………

(本当は)、
ど真ん中から満月昇る設定のステージ。
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その日は残念ながら、台風接近の為、
時間繰り上げてのLiveとなりました。
黒雲に覆われる中、ステージの上空だけが最後まで青空だったコトは
まか不思議極まりなく
ステージ終了と共に、待ち切れぬ雨が降り出したのです。

それから、室内で過ごす台風もよいものでした。
雨粒美しく、
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ひとしきり、室内で雨音Liveを楽しんだ後、
土祭の総指揮者をされた方と外へ出ると

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あら!不思議!!?
ビュンビュンと台風の黒雲は流れ、
しばし明るい月が顔をのぞかせました。

「土祭」は新月に始まり、満月に終る。
そう、その日は中秋の名月、だったのです。

………

台風一過、
次の朝には、高台からMt. Fuji (左側に)を大きく望み
すっかりご機嫌です。
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キモチも晴れて、
ふと、髪を切りたくなりました。

0011 
旅先にて、スッキリ
益子土産を携え、
京都へ戻って参りました。

10月のお茶教室は、
益子土産茶会
みたいな感じとなってしまいました。
が…
やっぱり私はミーハーだったかな?

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コメント

初めてコメントします。
当方、中国茶が好きで同好の諸氏とゆるゆる
楽しんでいる者です。

好日居の名前は、以前よりtearecipeさんのblogで
聞いておりましたが、川口葉子さんのtwitterから
こちらのblogを拝見し、つらつら眺めていたところ
朝崎郁恵さんの画像があってびっくりしました。

このライブで三味線を弾いていたタナカアツシさんは
自分の三味線の師匠です。
好日居と自分には接点がないと思っていましたが、
ひょんなところで繋がりがあり、嬉しさのあまり
思わずコメントしてしまいました。

なかなか京都に行く機会がないのですが、ぜひ一度
そちらにお伺いしたいと思っています。
その節は宜しくお願いします。

投稿: kabu | 2012年10月11日 (木) 15時12分

kabuさま

はじめまして。
コメントありがとうございます。

川口葉子さんのtwitterに
登場させていただいてしまった…
とのこと。
ちょいと気になりますが
…心して。

さて、kabuさまは
中國茶、
三味線、
なにやらご趣味の多そうな匂いが…
あられますね。

うちなど、中國茶専門店でもなく
ただの茶房でございます。
ぜひ、美味しい中國茶の事など教えていただきたく、
いつか何かの折、ゆるりお越しいただければ幸いです。
お手柔らかに、お待ちして居ります。

投稿: 好日居 | 2012年10月11日 (木) 23時32分

ご丁寧にありがとうございます。
来月に所用で京都に行きますので、
その折に家人とお伺いさせて頂きたいと
思っております。
11月23日は祝日ですが開けるご予定でしょうか。
それとも直接電話で確認させて頂いた方が良いのでしょうか。

投稿: kabu | 2012年10月12日 (金) 09時30分

kabuさま

こちらこそ、ありがとうございます。
11月23日は今の所開店予定でございます。

ひとりで店を切盛りしており
代わりがおりませず、
出張だったり、体調崩したりで
お休みをいただく事がございます。

わざわざお越しをいただく場合、
ご迷惑をおかけしてもいけないので
blogか電話でご確認いただいた方が
よいかもしれません。
面倒をおかけして申し訳ありませんが。

どうぞよろしくお願い致します。

投稿: 好日居 | 2012年10月12日 (金) 16時44分

益子ですか。
20年ほど前のGWに陶器市に行ったことがあります。
手びねりでお茶碗を作ったのですが、今は食器棚のずっと奥に仕舞われています。
たまには使ってあげなければ・・・

投稿: HAL | 2012年10月24日 (水) 18時58分

HALさま

私は今年が初益子でした。

土いじりの才能は私に無いので
もっぱらうつわは買うモノと
思っていますょ。

投稿: 好日居 | 2012年10月24日 (水) 22時52分

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